活動報告

Activity Report
ブラジル連邦共和国
República Federativa do Brasil
ーホベルト先生の遺志をつないでー

2003年、当時、ギアロペス市長であるホベルト・サラビ・ソウザ医師の尽力で
地域の母子センターとしてギアロペス市立病院の建設計画が持ち上がりました。
時を同じくして、近隣の住民たちの健康を守るため、
地域市立病院の敷地内にギアロペス医学診断センターが建設されました。

約12万人が住むこの地域で初めての診断センターでした。

ギアロペス市立病院併設医学診断センターは検査を受けることすらできなかったこの地域で
胃十二指腸ファイバーと大腸ファイバーに加え、超音波検査を備え
ホベルト医師のもと、献身的な医師団の活躍とともに
地域の住民に寄り添い、この地域で、診断、医療を行ってきました。

そのような中、ホベルト医師は、日毎、この地域の貧しい人たちのため
無償診療を行いながら、地域の医療を支えてきました。

2013年9月15日、ホベルト医師が凶弾に倒れたというニュースは
私たちを絶望にたたき落としました。

ギアロペス市立病院とギアロペス医学診断センターは主を失って彷徨っています。

認定NPO法人BRIDGEは私たちにできることとして、
この12万人の7つの都市に対する地域医療支援事業を行います。

2012年ホベルト先生はBRIDGEの事務局がある高知大学を訪れ、
ブラジルの医療の現状について熱く語ってくれました。

私たちが当たり前に受けることができる医療が、
たった一人の医師の急逝により、困難な状況になっています。
地球の裏側、ブラジル・パンタナールのギアロペス地域では、
現在、ほとんど、医師がいません。

BRIDGEはホベルト先生の遺志を引き継ぎます。
追悼 ホベルト・サラビ・ソウザ医師のご冥福をお祈りいたします。

ブラジルでの活動

ギアロペス市立病院併設医学診断センターの再建に関する事業

日本人の医師、森部玲子医師は、ホベルト先生とともに、ギアロペス医学診断センターの開設に力を尽くし、ホベルト先生亡き後も、地域の人々のために医療支援を行っていました。現在、森部先生は、この地域の医療体制を立て直そうと家族をブラジルに残し、日本に出稼ぎに来ています。この地域で唯一の検査センターの存続のため、高知県の病院で働きながら、経済的に医学診断センターを支えてきましたが、一人の力でできることには限界があります。ギアロペス医学診断センターは機能を失い、存続の危機を迎えています。

―地域の住民たちに、できる限り、早く、正確な診断を

BRIDGEは現在、医学診断センターが保有する、装置を活用し、12万人7つの都市への検査費用を支援していきます。これにより、上部・下部内視鏡、超音波診断、心電図、脳波などの検査が受診可能になります。

25,000円 → 1名の内視鏡検査を実施できます

―毎年、医療奉仕団を派遣します

BRIDGEの理事長である関博之医師を中心に、年に一回、専門の医師や看護師を含めた、医療奉仕団を編成し、地元自治体の協力の元にギアロペス診断センターにおいて無料奉仕を行います。昨年は120名の診察と1名の緊急手術を行いました。

500,000円 → 1名の医師をブラジルに派遣できます
30,000円 → 医師を1日確保できます
30,000円 → 看護士を1ヶ月確保できます

ニオアーキ地域住民への無料医療支援  ~ギアロペス医学診断センター共同特別事業~

ブラジルにはポルトガル人が住むより先に原住民のインディオが暮らしており、現在はアウデイアと呼ばれる原住民居住地で昔ながらの生活を送っています。ギアロペス地域はインディオが多い地域として知られており、一般の立ち入りが制限されている中、ギアロペス医学診断センターはこの地域のインディオたちと長い年数をかけ、信頼関係を培ってきました。

―検査をすることができれば、多くの原住民の治療ができます

数年前よりBRIDGEはこの地域をセンターのスタッフとともに訪問し、無料医療支援を行ってきました。2016年度は関理事長がテレナ族の保健センターにおいて、耳鼻科医として40名に対して無料診療を行いました。2017年度は無料医療支援に加え、内視鏡の無料診察券24名分ニオアーキ原住民居住地の保健センターに提供しました。
BRIDGEの活動はインディオと診断センタ―の確かな信頼関係の上に進められています。

500,000円 → 1名の医師をブラジルに派遣できます
50,000円 → 2名分の内視鏡検査ができます

カンポグランジ市サンタカーザ病院の医療機器整備

ブラジルの州都カンポグランジの最後の砦と言われる救急病院がサンタカーザ病院です。
ギアロペス市立病院や医学診断センターで治療ができない患者さんたちもサンタカーザ病院に搬送されています。サンタカーザ病院ではトリアージの赤、黄、緑で分けられた部屋にぎっしりと患者が並び、治療を受けていますが、運ばれてくる患者さんたちに比べ、全てが足りず、廊下にも患者が溢れています。

―地域住民がさらに安心した医療を受けるために ~州都の最後の砦を支援します~

サンタカーザ病院では、救急医療には欠かせないCT撮影装置も古くなっています。
BRIDGEはサンタカーザ病院を支援しているカンポグランジのロータリークラブとともに、医療機器整備の支援を行っています。

20,000,000円 → 中古のCT撮影装置 1台

認定NPO法人BRIDGEの活動は皆様方のご支援に支えられています
皆様からの支援金が寄附金控除等の対象になります。 詳しくはこちら

パンタナール地域中核病院建設推進プロジェクト

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