設立趣旨書

1 趣旨

保健医療は充実した人生を支える重要な社会基盤であり、地域社会発展に大きな役割を果たす。また、人間の健康な成育と周辺の自然環境や家族、地域社会の結びつきは密接な関わりがあり、先進国における経済発展は必ずしも、全てよい手本となるものではない。世界を見渡せば、新興国、開発途上国において、教育と科学技術によって急速に経済発展を遂げようとする国や、その発展途上において国内の経済格差を克服しきれない状況、経済発展を優先するあまり、過去に先進国が経験してきた深刻な環境破壊に直面したものが散見される。このような個別の事例において、自立可能、且つ継続可能な自然環境の保全と経済発展を両立させうる社会を保健医療分野における国際協力を方策として、実現させる一助とすべく、日本と世界各国とを敬天愛人の精神による橋梁で結びつけるべく、ここに「特定非営利活動法人 BRIDGE」(日本語ではブリッジと表記する。)を設立するものである。

2 申請に至るまでの経過

2001年アジア諸国におけるじん肺研修会を国際労働機関の委託により開始。
2007年11月にコンゴ民主共和国での学校保健プロジェクトを開始。
2010年9月にブラジルパンタナール地域医療プロジェクトを開始。
2012年3月3日に日本国際保健医療学会西日本地方会を高知大学において主催。
2013年4月15日高知県南国市において設立準備会を招集し、これまでの高知大学医学部環境医学の国際保健活動を民間団体として自律的に発展させるため「特定非営利活動法人 BRIDGE」の設立を提案し、全会一致で承認。

設立代表者はシュバイツアー博士の偉業を慕い医学部の門を叩き、研修医時代のフィリピン医療奉仕を端緒に、タイでのHIV研究で学位を取得し、じん肺診断に関する国際研究、国際労働機関じん肺専門家としてのアジア諸国におけるじん肺エックス線読影指導、コンゴ民主共和国における学校保健プロジェクト、ブラジル南パンタナール地域における地域医療プロジェクトを主宰する大学の研究室のプロジェクトとして、国内外の協力者とともに展開してきた。各地における事情は大学を基盤とした研究テーマとしての側面のみでは解決不可能な実務的な面が多くあることから、それぞれの地域社会に必要とされる保健医療の国際協力を自由度の高い民間組織として活動することの必要性を実感し、特定非営利活動法人設立の申請に至った。

平成25年7月8日

特定非営利活動法人 BRIDGE
設立代表者 菅沼 成文