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最新情報

ブラジルギアロペス医学診断センター活動報告(10月27日)

いつもBRIDGEへあたたかいご支援ご声援をいただきありがとうございます。

日本では季節も秋に変わって涼しくなる一方ですが、地球の裏側のブラジルでは長い乾季が終わり約半年の雨季に入っていきます。ギアロペス医学診断センターの庭にもしとしとと雨が降り続きこれまでかわいてた芝生にも青々とした元気さが戻ってきました。

さて、BRIDGEが支援している、ブラジル南マットグロッソ州のギアロペス医学診断センターから最新の活動報告が届きましたので報告致します。

医学診断センターでの無償検査の提供

単位:件

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

合計

内視鏡検査

5

6

11

7

10

5

5

12

11

72

超音波検査

25

27

26

28

26

16

11

23

10

192

心電図検査

7

7

10

5

5

7

20

22

15

98

合計

37

40

47

40

41

28

36

57

36

362


カイオ内視鏡医は隣のマラカジュ市に住んでいて、車で1時間半かけてこちらに来てくださり、ギアロペス医学診断センターで検査をしてくださっています。この日も7名の方に対して検査をしてくださりました。高齢者の方は遠くに移動するのが大変なので特に感謝されています。
(写真:内視鏡検査をする様子)
医学診断センターでの無償検査の提供

署名活動

今年の検査寄付(BRIDGEからの支援金によって、住民の方々に無償で医学的検査を提供しています)に関して、市民の皆さんの感想を調べるため、診断センターのあるサンミゲル地区と市内にある銀行の前で皆さんの意見を聞いて、賛同してくださる方の署名をいただきました。
わずか1週間の間に人口1万人(有権者6千人)のギアロペス市の方から約1200名の署名をいただき、来年もぜひ継続して欲しいという熱い声をいただきました。
中には、ブラジルの医療は信じられないが、日本の寄付によって行われてる医学診断センターの無料検査は信用できるといった声や1年も2年も待たなければ検査できない状況ではなく必要な時にすぐに検査ができること、州都まで車で4時間移動しなくても地元で検査ができるので大変ありがたいといった感謝の言葉もいただきました。
ある男性は「自分は病気で歩くことが困難なのですが、今回の支援に感謝して20名の方に署名をしてもらいました。本当はもっとやりかたっかのですが、何しろ体が不自由で十分にできませんでした」と涙を流しそうになりながら署名した用紙を渡してくれました。
これまでの日本の皆様の温かい支援のおかげです。今後もご支援どうぞよろしくお願いいたします。

署名活動

コロナ対策の教育

また、訪問しながら、下のコロナ対策のパンフレットを配布して、コロナ感染が拡大しないように教育も行いました。
コロナ対策の教育

コロナワクチンパスポート

コロナワクチンパスポートのブラジルの実情について報告します。ブラジルの公衆衛生の歴史はワクチン接種に始まります。病気になる前にワクチンで予防を抑えるという教育がしっかりしているので今回のコロナワクチン接種に当たって初めからマイナンバーを使って管理されており、州都のカンポグランジで1回ワクチンを打った人が70%、2回完了した人が60%を超え、すでにワクチンパスポートが発行されています。これにはQRコードがついています。また、高齢者から3回目のワクチン接種が始まっています。ブラジルでもその効果がでており、大幅にコロナの新規感染者が減少しています。
コロナワクチンパスポート

ブラジルの医療保険事情

もともとはお葬式をするために会員となるのですが、本命の利用は一生に一回です。そこで医療サービスまでも提供しています。国民統一医療(SUS)ではすぐに必要な医療が実施されないことがあるので、これを利用すると自由診療料金の3割程度の割引があり、負担が少なく医療を受けることができます。この葬式会社と提携を結ぶクリニックも結構あります。ブラジルらしい医療保険です。
ブラジルの医療保険事情

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